柳は緑 花は紅

世界は愛に満ちている…猫と音楽と、ちょっぴり不思議なことが好き!

ラ・フォル・ジュルネ新潟

芸能の事を考える時、いつも思い出す本があります。
それは『包丁人味平』っていう漫画なんですが、その中でも思い出すのは「潮勝負」の回の事です。

小さい頃読んだだけなので、内容が定かでは無いのですが、音楽や美術や、こと芸能に携わる人にはぜひ読んで貰いたい漫画です。

例えば音楽を例にとると、下手な演奏より上手な演奏の方がイイですよね。
確かに技術や知識がある方が良い演奏が出来ます。
でも、技術だけでいったら自動演奏のピアノに敵うピアニストはいませんよね。

でも、自動演奏のピアノに感動する人はいません。

そう考えた時に、良い演奏ってなんだろうと考える訳です。
ミスタッチも無く、音程も完璧。
歌詞やリズムも間違えないからと言って、人は感動する訳じゃありません。

じゃあ、何に感動するのか?
私はそのエネルギーに感動するんだと思うんですよね。

これは意見が分かれることだと思うし、そういう経験をした事が無い人に伝えるのは難しいかもしれません。

もちろん、その上で技術もあれば間違いなくすべての人が感動するでしょうけど。
今日もそんな演奏に出会える事を期待して、出かけて来ます。