Fukushima 50を見てきました
ここ、新潟市でも新型肺炎が発生して様々なイベントが中止になっています。私が関わっているイベントも3月の防災イベントは中止。市の助成金を申請していて共同事業になってるからね、仕方無いんだけど・・・。
それでもめげずに、会場を変更して内々だけで開催する予定にはしています。なんたって3月11日という日程だけは変更できませんから。
そんな中、昨日から公開になったFukushima 50を見に行ってきました。東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故について門田隆将が書いた「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日」を原作として作られた映画です。
映画は地震が起きた3月11日からの五日間、津波による非常電源喪失から原子炉に水が供給されなくなるとメルトダウンという状態がおこり、東日本一帯が壊滅してしまうという状態を防ごうとする職員たちの話です。
詳しくはネタバレになるので書けないけど、ほんと久しぶりに泣きました。あの当時あった地震による不安と恐怖だけでなく、放射能という目に見えないものの持つ怖さ。その怖さは今のコロナの比ではなかったはずです。
今現在でも、私の住む地域には福島県内から避難されて来た方たちが多く暮らしています。その方たちが抱いている想い、そして故郷福島を守りたい、ひいては日本を守りたいという現場の方たちの想いをひしひしと感じさせられました。
映画はかなり当時の状況を克明に再現しているようで、吉田所長役の渡辺謙(最後のエンドロールみて初めてわかりました)などは当時の福島原発の職員が「まるで吉田所長が乗り移っているようだ」というほどソックリだそうです。そして、最後の場面・・・。こんな時、マスクしていて良かったなぁと思いました。涙と鼻水でぐしょぐしょの顔を隠すのにもってこいでした。
ぜひぜひ、お近くの映画館に行って見て欲しい映画です。