19年7月おさらい会
今年の春ごろから、野口整体的なものに通っています。
野口整体は、野口晴哉(のぐち はるちか)という人が提唱した整体法です。現在の日本では、この野口整体を基にした様々な整体法があり、それぞれが独自な発展を遂げています。
私が通っているのはプライベートな会で、個人宅で教えてもらう整体の概念や理論、技法などはとてもためになります。ここでは、個人の記録として書いていきたいと思いますので、思い違いや覚え間違いなどあってもご容赦ください。
昨日は6月に行われた稽古会のおさらい会でした。私は先月の稽古会はお休みしたのですが、参加した方々もなかなか記憶がおぼつかない様子。その中で覚えているものだけをピックアップしてさらいました。
思い出せたら、また追加して行きます。
目について
『 瞳 ひとみ → みふたあえふ 』
まず、正座から。
立位から正座をし、最初は膝を閉じておく。
親指を中にこぶしを握り、肘を直角にしてこぶしを外側に向ける。
代え添え者は後ろに立ち、人差し指で前の人の肘を支える。
「ひとみはみふたあえふ」と唱えたのち、肩甲骨が動くのを待って、息を吐きながら両手を後ろへ。
それ以上行かなくなったら自然に任せて膝を少し開き、体を少し前傾にして肩甲骨を思いっきり寄せる。
最大限まで寄せたら、一気に力を緩めて丸くなる。
この時、自然と膝は閉じる。
『 眼 めのこころ → みえあゆる 』
同じく、立位から正座。
小指を立てて、8時8分を指す。
手首を内側に曲げてロック。
この時後ろの代え添え者は、目のつぼである小指のしたの月宮の部分を親指と人差し指(残りの指も参加)でギュッとつまむ。
そのまま「めのこころみえあゆる」と唱えて肩甲骨を寄せて行く。
最大限まで肩甲骨を引き寄せたら、ふわっと力を抜いて手を上へ。
その際、摘んでいた指がパツンっと外れるくらいが丁度よい。
手は同じように上に伸ばし、背中を丸める。
『 食べ過ぎたときの整体 』
立位から正座。
膝を床につけたまま、手を床に滑らせて寝る。
腰は浮いても良いが、膝が床から離れないようにする。
両膝をつけ、両手を頭の上へ。
この時、腰の下に出来る隙間が手のこぶしより大きいと食べすぎとみなす。
最後は上へ上げた手を下げて肘を着き、そのまま起き上がる。
出来ない場合は、代え添え者に手助けしてもらう。
食べ過ぎた時にこの体操をすると食べたものが全て出るとのこと。
『 ヒップアップ 』
うつぶせに寝て、どこまでが脚でどこからがお尻なのかを判断してもらう。
お尻と脚の境目を意識して「くそひりとあゆみばしりのあわい」と唱え、足首から脚が生えてきたのを感じながら脚を高く伸ばす。
精一杯伸ばしたら一気に脱力して、再び脚とお尻の位置を確認してもらう。
足りなければ再び行う。
『 満月、半月 』
足の甲を伸ばすことを満月、反らせることを半月という。
仰向けに寝る。
代え添え者は膝が浮かないように軽く抑え、満月と半月を交互に行う。
『 ももの裏を伸ばす 』
柱や椅子の背もたれなどにつかまり行う。
足を後ろに伸ばし、着いている方の膝を緩める。
伸ばす方の足は高くしなくとも良いが、引っ張られるように遠くへと伸ばす。
反対側の脚のももの裏側が伸びているのを感じるようにする。