柳は緑 花は紅

世界は愛に満ちている…猫と音楽と、ちょっぴり不思議なことが好き!

十行日記

今、十行日記を付けています。

本当の備忘録ですね。

食べたものとか行動、そんなたわいもないものなので、昔使ってたブログで非公開にして記録することにしました。

やっぱり紙よりネットの方が記録しやすいし、楽だからね。

ま、いつまで続くかわかんないけど、ただの記録ですから、気楽に書いておこうと思います。

こんなところに農家レストラン!?トマピーに行ってみた

□■□1/24/2020

かねてから友人に勧められていたお店に行ってきました。

 

こんなところに?

こちらのお店はトマピーさん。住宅街の中にあって、有名な中華料理屋さんの真向かいにありますが、ラーメン屋さんのことは知っていてもこちらのお店のことは全く知りませんでした。

 

場所は、信越本線さつき野駅のすぐそば。ご存知のかたは中華食堂 真の真向かいと言ったほうがわかりやすいかも。住宅街の中にそこだけ4軒ほどの飲食店があるのは珍しいかもしれません。私的には、ずーっと昔、今はドラッグストアになっている場所にあった居酒屋さんに来たことがあるくらいで、この辺の地理には明るくないのですが、駅前といっても古くからの住宅街であるこちら側は駅裏の雰囲気です。

 

昔ながらの一軒家

ネットで調べてみると、昼食時は混み合うようだったので少し時間をずらして行きました。しかし、お天気も悪かったせいか、私が行った時には2名ほどしかいなかったのでゆっくりすることができました。

 

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聞いてはいたのですが、外側はまるで普通の民家です。一軒家をリフォームして使っているということで、中も昔の一軒家の面影を留めています。でも、表の雰囲気からもわかるように、とてもしっかりした作りで、昔ながらの日本家屋の安心感みたいなものを感じました。

 

システムはビュッフェスタイル

初めてだったので、色々とシステムについて説明して下さいました。お惣菜はワンプレートに盛り切りで、ご飯とお味噌汁はお替り自由で800円です。1200円にすると食べ放題にもできます。

 

先に会計を済ませてトレーをもらい、そこにお惣菜を盛っていきます。お客様が多い時にはまた違うのかもしれませんが、今日はまだまだお惣菜はたくさん残っていましたし、ご飯も白ご飯は残り少なかったですが、筍の炊き込みご飯もあってお替りさせていただきました。また、10g13円のお惣菜の量り売りや、500円のお弁当も販売しています。

 

お惣菜は全部で10品以上はあったでしょうか。こんな感じで並んでいます。

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席は、窓際に一人掛け用のカウンター席があり、中にはテーブル席があります。人数が多い場合は二階を使ってもらっても良いと言っていました。料理には保存料も化学調味料も一切使っていないそうです。奥には一杯100円でお替り自由のコーヒーもありました。

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私がワンプレートに盛ったのはこんな感じ。

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今日は、14時以降はピザが付くとのことで、柚子ジャムと梅ジャムのミニピザが出ました。甘酸っぱくて美味しかったです!左奥にあるのはトマトカレー。お惣菜はごくごく普通のきらず(おから)の和え物、切り干し大根の煮物や牛肉豆腐、酢豚や麻婆豆腐、漬物などの家庭料理がほとんどです。でも、ピザの具は店主のご実家の庭にある柚子や梅の実から作った手作りジャムだったりして、高級ではないけれど家庭の味で美味しかったです。

ここに、ご飯とお味噌汁が付きます。

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おしまいに

他のお客様が帰られてから少しだけお話しさせて頂いて、紹介してくれた共通の友人の話や私の仕事の話で盛り上がったりしました。とても明るくお話好きな店主さんで、笑顔が素敵なかたです。また今度行ってみたいなぁと思わせる、暖かい感じのお店でした。もうすぐオープンから5年が経つんだそうですが、こんなお店があったなんて全然知りませんでした。教えてくれた友人に感謝ですね。

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トマピー

 

住所 新潟県新潟市秋葉区北上1-20-12

電話 090-7824-4969

営業時間 11時~17時

定休日 日曜日・月曜日

駐車場 有

 

地図

 

 

 

しかし、日記も大事

プログレスをやると、やはり日記の大事さに気づきますね。

このブログは基本的に公開設定にしているんだけど、くだらない日記は下書き保存にして記録することにしようかな。

やはり、自分に起きたことは検証する上でとても大切だと思う。

一時は、ちょっとだけ5年日記とか書いてたこともあったけど、やっぱり続かなかった。

そういう意味では、下書きでも日記を書き続けるということは大切なのかもしれない。

人に見てもらうというためでなく、自分を振り返るために。

あー、また紙の日記も付けようかな?

けっこう嫌いじゃなかったんだけどな。

ブログってこんなにあるんだ!!

友人が紹介していた記事ですが、ブログってこんなにあるんですね!

ferret-plus.com

 

この中で私が使った事があるのは、もちろんYahoo!ブログを筆頭に、ライブドアブログAmebaブログ、FC2ブログはてなブログです。忍者ブログはカウンターツールのみ使った事がありました。

昔は商用禁止のところも多かったので、一時期はホームページビルダーを使っていた事もありましたが、今は昔の感がありますね。

 

しかし、これを見ると、どんなにSNSが発達してもブログという媒体は意外としぶとく頑張っているなと思います。手軽に交流を楽しめるSNSも良いのでしょうが、じっくりと自分の考えをまとめたりするのにはブログは最適ですよね。意外と奥も深いです。

 

意図せず始めたブログですが、今となってみるとやはり思い入れがあります。過去を振り返る時にこれほど最適なものはありませんし、記録としても素晴らしい機能を果たしてくれています。紙の日記にはこんなに詳細には記録できないし、大体において日記だったら続いていなかったでしょうからね。

 

辛いからこそ毎日書き続けた事もあるし、楽しかったからこそ記録を残したいと思った事もあります。これからも、Twitter代わり、Facebook代わりに投稿させて頂こうと思います。

 

 

大きなものを失う

早く寝た日に限ってこんなことはやって来る。

 

まさか、まさかのまついさんがいなくなる日が来るなんて!

まついなつきさん。

本名、松井まなつき。

漫画家であり、エッセイストであり、ライターで占い師。

そして、中野トナカイと南阿佐ヶ谷のウラナイトナカイというお店を長らく主宰して、多くの占い師の卵たちに未来への道を付けてくれた人。

 

二つの大きなお店を終えられ、三人の息子さんたちも成長して、これからやっと自分だけのために時間が使えるようになったのに・・・。

それなのに、それなのに。

 

まつい先生、長い間お疲れ様でした。

そしてそして、本当にありがとうございました。

合掌。

uranai8.jp

しょうぶ学園のこと

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アーツカウンシル新潟主催 語りの場vol.16 「”できること”からはじまる表現‐福祉施設における創作活動を考える」


しょうぶ学園

しょうぶ学園を知ったのは友人から紹介された一本の動画でした。

その動画がこちら。


一滴の向こう側『しょうぶ学園』

 

しょうぶ学園は、九州は鹿児島県にある障害者の就労支援をしている施設です。でも、ここが他と大きく違うのは、従来の下請け的生産活動では無く、クラフト工芸活動を中心にした利用者の個性を発揮した環境づくりをしていることです。普通の就労支援施設は、外からの与えられた仕事をいかに効率よくこなすかということを中心に考えられて来ましたが、ここでは利用者さんが自分の好きなように創り出すことをメインに環境を整えています。

 

しょうぶ学園の変遷

しょうぶ学園が設立されたのは1973年。現学園長である福森さんのお母さんが設立されたそうです。そのころは今のような環境ではなく、与えられた仕事をいかに出来るようにするかという教育と訓練の指導だったそうです。

 

福森園長がしょうぶ学園に入ったのが1985年。しかし、この頃はまだまだ現行のやり方だったそうですが、どんなに言っても伝わらない利用者さんとともに大変苦労されたそうです。そして、その頃から下請け的生産活動を辞め、自分たちで一貫して制作販売するという形に変えて行きます。

 

今でこそ、障害者のアート活動というものはある程度認知されて来ていますが、今から40年近く前にそれを実行したことに驚きを隠しえません。当時の苦労は計り知れないものがあったと思います。そして、2006年に自立支援法が設立されたことから学園の方針を大きく変更し、外に開かれたしょうぶ学園が出来上がっていきました。

 

民芸との出会い

福森園長が影響を受けたのは松本民芸家具の創始者、池田三四郎さんに出会ったことだそうです。池田さんという方は柳宗悦の民芸論に感銘を受け、研究・技術習得に励んで家具づくりの道に進んだ人です。少し長いのですが、テキストにあった文章をそのまま掲載します。

[池田三四郎氏との出会い]~三義さんの椅子

民芸のこころは、森羅万象に学ぶ自然体の考え方や真の美や調和について深く繋がり、人間力と本能の力を育てることであるということを知った。以来、私は、美しさは心で見えるものなのだと理解している。

 このような出会いを経て、福森園長は次第に気づき始めます。下請けではない、オリジナルなものとは何か。利用者さんたちにはちょうど良いという加減がわからない。しかし、自分のちょうど良いは誰のちょうど良いなのか。そう考えると、何かを模倣して作るという行為は自分たちのちょうど良いに従わせているだけで、真に利用者さんのちょうど良いではないのではないかと。

 

作品を作るとき、私たちは出来上がった完成形を夢見て今を苦しむけれど、利用者さんたちは今を楽しむことしかしない。だから、木を削って器を作るときでも製品を作りたいのではなく、ただ木を削ることが楽しいのだと。

それは大きな気づきで、それまで社会福祉など勉強したこともなかったからこそ生まれた考えかもしれません。利用者さんたちは今が楽しいのに、私たちはその先を考えて今を楽しむことを忘れていると。

 

しょうぶ学園のアートとクラフトの考え方

しょうぶ学園にはアート部門とクラフト部門があります。

クラフト部門では、先にデザインがあってそこに利用者さんが作ったものをマッチングします。アート部門とは、利用者さんが作ったものを職員が工夫して様々な作品に仕上げて行きます。そこでは、利用者さんが作ったものを何に応用するのかを見極めることの出来る職員が必要になってきます。職員の方々も作品作りを学ぶ必要が出てくるわけですね。そこから職員と利用者さんのコラボレイトが始まり、素晴らしい作品が誕生していきます。

 

また、福森園長が大切にしていることに制作過程を重要視するということがあります。障害を持った方たちが過ごす制作過程の時間は、私たちが制作する時間とは違うことを認め、作品の結果よりも過程が大切であることを強調されています。制作過程自体に芸術性が存在していて、それを大切にすることが障害者の生き方(表現)を肯定し全人格が認められることになるのだと。そして、それが障害者が自立という環境を獲得することになるのだと。

 

最後に

そして、支援者も表現者であるとも言っていました。それぞれの違いを認め、価値観の違いを認めること。それが、お互いの幸せに通じます。障害者が伝えていることは私たちにも当てはまることばかりです。人として、相手を認めて尊重する。それはどういうことなのか。それを障害者の方たちは教えてくれているように感じました。

私は、障害者の仕事に携わっているわけではありませんが、何故だか感じるものがあって今回の講演会に応募しました。今、私たちに必要なこと、それがこの中にありそうに感じたからです。これからも、このしょうぶ学園に注目して応援していきたいと思いました。

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