柳は緑 花は紅

世界は愛に満ちている…猫と音楽と、ちょっぴり不思議なことが好き!

霊性と芸術性

昔、非常に上手い団体が演奏するパレストリーナアヴェマリアを聴いた。聴いたと言ってもCDだけど。
その時思った事は、演奏はとても素晴らしかったけれど全くと言っていいほど霊性が感じられなかった。

霊性を言葉で表現する事は難しいが、現実的な言葉で言うなら感動しなかった、と言えるかも。

芸術性と霊性が比例しないのと同様に、技術があっても感動しないものはたくさんある。先日録画したゆたか先生の映像を見ながら考えていた。

プロなら技術が無ければ一流にはなれない。しかし、アマチュアの場合はどうなんだろう。技術があればいいのか?勿論、無いよりはあった方がいいのだろうが、本当にそうなんだろうか。

音楽でも踊りでも最近考える事はいつも一緒だ。でもその先の結論が出そうで出ないのも一緒なんだけど・・・。



これも昔の話だけど、新潟交響楽団の演奏会でアンコールにボレロが演奏された。技術的にはボレロを演奏するには程遠いレベルの演奏だったんだけど、この曲を演奏したいという団員達の気持ちが凄くて、聴いてるうちにだんだんと胸が熱くなった事がある。