柳は緑 花は紅

世界は愛に満ちている…猫と音楽と、ちょっぴり不思議なことが好き!

感動-その考察

先日、東京交響楽団の新潟公演を聴きに行ってきました。
アンサンブルを一緒にやっている友人や、かつて一緒に歌っていた人たちがたくさん出演されて
いたので、聴きにきていた人の中には知っている人を見つけられませんでした。
 
 
 
メイン演奏はダフニスとクロエ。バレエ音楽らしいです。
合唱はヴォカリーゼだけで、歌詞はありません。声も楽器の一部ということなんでしょうか。
 
聴いていてとても不思議な感覚がありました。
普段聴くうたには歌詞があり、歌詞の内容というのはきっと頭で理解しているんでしょうね。
だから、良かった、カンドーした、というのは頭で理解したものだと思うんですね。
 
でも、オーケストラやピアノで感動するっていうのはあくまでも音、その音の発するエネルギーに
よって感動するのじゃないかな。だから、頭で理解したものとは違う何かによって。
 
と、したら、声も同じじゃないだろうか。
 
歌詞がなくても、母音だけでも、正しく発せられた音にはエネルギーがあり、感動するかも。
 
というのは、かつて発声のグループレッスンを受けていた時に、声の持つエネルギーを
感じたことがあるからです。
 
まずは声ありき。
 
そこで相手に感動を与えられる声があれば、歌詞なんかなくとも感動させることが出来る。
そこに歌詞がプラスされれば、さらに心と頭に届く曲が歌えるんじゃないかな。