柳は緑 花は紅

世界は愛に満ちている…猫と音楽と、ちょっぴり不思議なことが好き!

『アナタにツナガル展』とこかげカフェ

新潟市美術館で開催中の『アナタにツナガル展』へ行って来ました。




「遠くて近いあなたに愛を」をテーマに、一見アートとは無関係に思える老いや障がい、介護、コミュニティなどの人達をあなた(彼方)と考え、コミュニケートしようとする折元立身、岩井成昭、神林美樹、田中仁(角地智史)の4人の作品で構成されています。(※田中仁については角地が写真を準備)




アートと言うと何だか解らないもの、日常生活とはかけ離れたものと捉えられがちですが、実は身近な存在であり、他者とツナガル手段であるという考えなんですね。

入り口に飾られている写真がとてもインパクトありました。



これは、折元と認知症を患っている折元の母親との写真です。
今でも折元は母親と一緒に暮らしており、ヘルパーさんが来る夕方のひと時だけ家を抜け出し、生活保護をもらっている人達が集まる飲み屋で一杯やるのが楽しみだと言います。

そこで手に入れた馬券の裏側に描いたドローイングも凄く良かったです。



岩井成昭が各国で取材した、名前のいわれについてのインタビューも良かったですね。

自分の名前の姓と名を教えてもらって、それぞれについて説明してもらった事が簡潔に書いてあります。
それぞれの名前にはいわれや歴史があり、家族の歴史も垣間見えて大変興味深かったです。国によっては名前だけだったり、元の名前が気に入らないので自分で名前をつけているとか、生まれた時の命名方法とかまで書いてあるのもあり、それぞれの人物像が浮かび上がって来ます。


さて、常設展も見ると結構いい時間。
そこで、かねてから行ってみたかった「こかげカフェ」でお昼にしました。

こちらのベーグルが美味しいと聞いていたので1度食べてみたかったのです。


選んだのはベーグルサンドのスープセット。


お持ち帰り用のベーグルも2個購入。
お呼び出しの番号札も可愛いかったです。


食後は西大畑公園を散策してみましたが、開花宣言が出た割には桜の開花は今ひとつな感じでした。