柳は緑 花は紅

世界は愛に満ちている…猫と音楽と、ちょっぴり不思議なことが好き!

閑話休題~篠笛

えーと、妙高リトリート、まだまだ続きますので、ここらで違う話題など。


先日オカリナのワークショップで知り合った方が篠笛を習っていらっしゃるというので、本日は教室を見学に行ってまいりました。

会場はNHK文化センター。
こういうカルチャーセンターって久しぶりだなー。

しかも、講師は今をときめく篠笛の貴公子、狩野泰一先生!
きゃー、これがわくわくしない訳ありませんよね(*^_^*)


教室へ行ってみると、さすがは邦楽。
年配のおじさまや、妙齢のご婦人など上手そうな方々がすでにいらしていました。

一緒に行った友人から笛を貸りて吹いてみましたが、当然ながら音は出ません。
当たり前ですよね。
まったくの初めてなんですから、ハイ。

でも、狩野先生は丁寧に指導して下さいました。

それでわかったことは、篠笛は歌とかなり似ているということです。
リコーダーやオカリナなど、私が今までやったことがある笛類は、音を切る時はタンギングで切っていましたが、篠笛は違いました。

歌と一緒で、息は出し続けたまま指で穴をふさいだり開けたりして(指打ちと言うらしいです)音を切るんですよ。
これはびっくりでした。
歌も基本的には息を流したまま、子音で音を切って発音します。

また、口の中を広くするために喉を下げるように指導されていました。
これも歌と同じですね。

ただ、歌とちょっと違うのは、喉を開けても唇の形は変えてはいけないということかな。
これはフルートを吹く人なんかには普通なことなんでしょうね。
アンブシュアって聞いたことありましたけど、初めてちゃんとわかりました。

それで、唇の開け方を習って先生が色々調整してくれたらあら不思議!
音が出たんですよ(^^♪
あははは・・・


それで、基本的な指使いを教えてもらって、最後には一曲吹かせてもらえるくらいになりました。
あ、チョー簡単なメロディーですけどね(^_^;)

でも、一緒に行った友人は最初は音が出なかったと言っていました。
自分でも驚きですし、先生にも見学で来た人で演奏していった人は初めてだみたいに
おだてられて、結局来月からの講座を申し込んで来ちゃいました♪

いや~、また楽器が増えちゃいます。

今までは、邦楽なんてーって思ってたんですけど、意外と嫌いじゃないって事がわかりました。
良く考えれば、日本の古楽と言えなくもないし・・・

あ、古楽だと思ったのにはちゃんと理由がありますよ。
篠笛は演奏途中で結構自由にオブリガートを入れるんですよ。
それが、ヘンデルのLascia ch'io pianga(涙の流れるままに)に似ているなぁって・・・
そんなところも素敵だなあと思いました。