柳は緑 花は紅

世界は愛に満ちている…猫と音楽と、ちょっぴり不思議なことが好き!

指導する事の難しさ

指導の仕方にも色々あるとは思うが、歌い手が歌う意欲を失ってしまうような指導の仕方は
いかがなものだろうか。
市内の合唱団でも厳しい指導者は居て、いつもその指導ぶりを聞くにつけ(私ならとうに辞めているな)と思う。
でも、その合唱団の人達は指導される意味を良く知っているので辞めたりしないそうだ。

しかし、正しいからと言って厳しく指導すれば良いとばかりは言えないのではなかろうか。
歌い手本人が歌う意欲を失ってしまえば本末転倒なのだから。
音楽の楽しみと苦しみは表裏一体かとは思うが、自由にのびのびと演奏してこその音楽(音を楽しむ)
ではないだろうか。
 
以前、題名のない音楽会に出演された皆川達夫先生が指導される「中世音楽合唱団」では
一切発声練習などの練習はしないそうだ。その真意は知る由もないが、ただ歌うことのみに
よって曲を作っていかれるというのは一つの真理かもしれないと思う。