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小林英夫さん追悼演奏会

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日曜日はどうしても行きたくて、三条まで小林英夫さんの追悼演奏会を聴きに行って来ました。会場は三条市中央公民館

小林英夫さんとの出会いは、今を遡ること何年になるでしょうか。私が在籍していた長岡市民合唱団で知り合いました。もともと栃尾混声合唱団の指揮もされていた方で、長岡市民にいた頃も一度栃尾混声さんの演奏会を聴いてみたいとは思っていたのですが、なかなか機会が無く、そのうちに私も合唱団を辞めてしまい今に至っていました。

 

三条市にある紫苑コーラスにも参加されていたようですし、その他にも道のつどいというプロの方々が主催されている音楽イベントなどにも多数参加されていたようです。私生活では、爪切りで有名なSUWADAの技術顧問として働いていて、普段の柔和な表情とは全然違う様子を垣間見ることが出来ました。

 

追悼演奏会は小林さんが関係していた三団体、栃尾混声合唱団と紫苑コーラス、そして道のつどいの合同で開催されました。

内容は豪華で、プロローグのピアノ二重奏から始まり、第一ステージから第五ステージまであるというものでした。第一ステージは紫苑コーラスさんが、第二ステージは栃尾混声合唱団さんが担当。第三ステージはそれぞれの男性、女性による同声合唱でした。また、第四ステージは趣を変えて道のつどいに出演された方々による演奏、そして最終ステージで各合唱団全員による演奏となりました。

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いつも若々しく、張りのあるテナー声で、もしかしたらこの人は死なないんじゃなかろうかと周りの人にも思われていたようです。そんな小林さんの訃報が届いたのが今年の1月。急なことにどの団体も驚いたと言います。その後、関係者の皆さんで相談してこの追悼演奏会を開くことを決めたそうです。

 

演奏会の最中はそうでもなかったのに、この文章を書いているとふっと小林さんの声が聴こえるような気がしてしまいます。85歳くらいまで素晴らしい声で歌うテノールでいらした小林さん。今頃はきっと天国でその美声を響かせているのでしょうか。