久しぶりのご対面 - 柳は緑　花は紅

今日は久しぶりにスーパー銭湯に行ってきました。

凄い久しぶりに来ました。

ここには私のお気に入りのお風呂があるんですが、壷風呂と言います。

つまり、単純に円柱の壷形のお風呂なんですが、露天風呂でぬる湯でいつまでも入っていられそうなお風呂なんですよ。

壷風呂に入って、脚と首でバランスを取るとまるでフローティングプールに入ってるみたいにゆらゆらします。

ふと、「いつまでたっても定まらないよな～」と呟いてみると、即座に「そんな事はないよ、昔からずっと一貫している」という声が返ってきました。

ハハーンと思い、本当に、本当に久しぶりにノンヘミで声の主を見に行ってみる事にしました。

「名前、教えてくれないかな～」

と質問すると、「・・・・ティノ」「ヴァレンティノ」と聞こえました。

お次は服装を足元から見てみると、足元はブーツ。よだれかけみたいなかたびらを胸元に着け、中世の役人のような服を着ています。

頭はベレーのような帽子を被り、帽子には鳥の羽が1本付いています。

顔は、顔はと見ると長い！馬面です。イケメンではありません。

「イケメン好きじゃ無いだろ？」と言われたんですが、いやそこは別に現実に即さなくても良いのになとちょっと悲しくなりました。

馬面で髭の生えた冴えないオッサンです。

「あの～、あなたが声の主ですか？人間みたいですね」

と聞くと、「そうだ、人間だった」と答えてくれました。「不満か？」

「い、いえ、そういう訳じゃ無いですけど…」

「ところで、イタリア人みたいな名前ですけど、服装がなんだかフランス人みたいですね」

と聞きましたら、「フランスに駐留しているイタリア人だ」そうです。

もう少し聞いてみたかったんですけど、時間切れで今日はここまで。