柳は緑 花は紅

世界は愛に満ちている…猫と音楽と、ちょっぴり不思議なことが好き!

再掲します

他のSNSにはリンク先を貼ったんですが、やはり本家ブログにも転載することにしました。先日書いた『感動するって何でしょう』と言う疑問についてとても分かりやすく説明してあって共感しました。私も、こういう経験あります!

長岡在住のフルート&篠笛奏者の高垣千枝さんのブログ『多事奏論』より。
 
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新潟バッハ管弦楽団&合唱団の新潟公演が、次で通算5回目を迎えます。
今度の会場は、りゅーとぴあのコンサートホール!
 
フルートの生徒さんで、「私、バッハあまり好きじゃないのだけど、先生が出なさるから…」と言って来られた方も、「行って良かった。バッハをちゃんと聴けたのは初めてです!」と喜んでくださった、この公演。巧いとかいうわけでは決して無いのですが(そこはご愛嬌)、音楽監督の八百板さんによる最新の研究に基くバッハの演奏法を駆使し、興味深い仕上がりになっています。
 
演奏できる人はどうしても「譜面をさらうこと」「譜面どおり演奏すること」だけに注目しがちですが、私たちの練習は、他のパートや合唱の歌詞なども考慮、把握しながら進めています。弾けない方も一生懸命、真摯に、それこそ、普通に弾ける人よりも神経を使って一音一音作っています。ですので、特に合唱の入る曲は、心にダイレクトに響く演奏に仕上がっているのでは無いかなぁ、と。
いや、私感です(笑)。
 
実際のところ、音楽とは、と考えさせられる体験を日々しています。このような、プロとアマチュアの混じった団体に所属したり、生徒さん方の演奏を聴いたり。その中で、
・ 音程やリズムが合っていても、解釈と心がいまひとつな演奏
・ 音程もリズムもちょっと危うい、でもバックボーンに裏付けられた心のこもった演奏
この二つを極端なモデルとして、基準にしています。
両方揃えば「素晴らしいプロ」ですが…前者のプロより後者のアマチュアの演奏のほうが、心を打つことが多々あります。
また、「音楽」とは、楽譜を追うことによって音が出ることではなくて、出てきた音によって感じ取れる何かのことを言うのではないかと、最近思います。技術や知識だけでは、音楽にならない。
形ないものを数字を使い表現すると「数学」、数字と関係のある音を使って表現すると「音楽」なのです。
 
このあたりの考察はキリが無いので、この辺で(笑)。
 
さて、新潟バッハ管弦楽団&合唱団公演。
私はバッハ好きとして第1回目から参加していますが、前回の長岡市リリックホールでの演奏会は、横浜で篠笛を吹いていたため出られませんでした。代わりに次女がフルート&コントラバスで楽団デビュー。りゅーとぴあ公演で、はじめて一緒に演奏します。しかも2重奏を…公の場での次女とのデュエットは初めてです。会場が広いから、響きの差などどうしようかなど考えることはありますが、プロとアマチュアの入り混じった楽団なので、「そこまで深く考えずに楽しく演奏しよう」とか、ちょっと思ってる(笑)。
 
怖いのは、次女が「暗譜しよう。一緒に吹くんだから、おかあさまも暗譜するんだよ」と言ってくること。
「ステージ上では暗譜派」の次女、「覚えられない派」の私。どうしろと!
根性で暗譜しないといけないのかなぁ…。
 
今回(我が家的に)面白いのは、もしかしたら、長女もコントラバスで参加させて頂くかもしれないこと。
さて、どうなりますやら。
 
チケットありますので、お近くの方はお声を掛けてください。
お時間ある方、一緒に素敵なひとときを共有しましょう♪
 

 
新潟バッハ管弦楽団&合唱団
「新潟公演」
2016年10月9日(日)13時半開場、14時開演
りゅーとぴあコンサートホール
一般2,000円、高校生以下1,000円(当日各500円増)
チケット前売り9月1日~