柳は緑 花は紅

世界は愛に満ちている…猫と音楽と、ちょっぴり不思議なことが好き!

才能と努力と人に優しく

昨日から探している答えがこの動画の中にある気がしました。

 

実は、昨日からずっと見ている動画がありまして、それは、高校生の吹奏楽の動画なんですが、たぶん、探すとすぐに見つけられると思います。日本テレビの「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」という番組内で放送された、『日本列島吹奏楽の旅』というコーナーで取材放送されたものです。吹奏楽の甲子園とも言われる全日本吹奏楽コンクールを目指して練習する高校生たちを取材したスペシャル番組のようです。

動画には、賛成の意見や反対の意見など様々なコメントがあふれていました。最初、動画を見た時は高校生の初々しさやストレートな感情表現、先生の熱い指導とかに圧倒されて凄いなぁーって思いながら見ていたのですが、何度も見ているうちに考え込んでしまいました。それは、その中には音楽についての話題があまりにも少なかったからです。

確かに、3年間でコンクールに出るまでに育て上げるためには大変な努力が必要でしょう。先生にしろ生徒にしろ並大抵な努力では成し遂げられないものかもしれません。でも、その分取りこぼしていることもたくさんあるのではないかと感じました。音楽って促成栽培には向かないものですよね。

実は、私も中学生の頃、高校に入ったら吹奏楽部に入る事を夢見ていました。中学時代の私にとって、その高校に行きたい理由の一つが吹奏楽部に入ってアルトサックスを吹きたいという事だったんです。しかし、ちょうど私が入学する前年に顧問の先生が異動になってしまい、以前のような雰囲気は失われてしまいました。結局、その高校には進学したものの吹奏楽部には入部しませんでした。でも、今となってはそれで良かったと思っています。結局は、大人になってから再び音楽と出会う事になるわけですから。

吹奏楽部員でも無かった私に高校の吹奏楽部のことを語る資格は無いんですが、今、音楽を続けていられるのは高校で音楽をやらなかったからじゃないのかなとちょっぴり思ったりします。そして、大人になってから始めた音楽の世界で、良い仲間や先生に恵まれたからだとも思っているんです。そこで、本当に音楽にとって大事なことは何なのかを教えてもらえたからだと。

 


吹奏楽 / 奇跡のレッスン / マーク・スキャッタデイ

この動画は、吹奏楽の旅SP編を見た後に見つけました。指揮者の違いとか指導方法の違い、それによって生徒達がどんな風に変わるのかもとても見応えがありました。とても良い動画です。ちょっと長いので、お時間のある時に見てくださいね。