無心になる
最近、本業が忙しくてこちらのブログが更新できませんが、そんな中始めた編み物。
友人が、里山十帖のワークショップに参加して作った写真をFacebookにアップしていて、私も編んでみたいと思ったのがきっかけでした。
これは、コルミッコ(kolmikko)と言って、北の森に住むトロール(妖精)です。
一年に一度、クリスマスに幸せを届けにやってきます…。
そんな物語をもとに始まったチャリティープロジェクトが、このコルミッコなのです。このコルミッコは、編む、出会う、届けるの三つを柱に、京都「ハイアット リージェンシー 京都」、新潟「里山十帖」、箱根「箱根本箱」、「ハイアット リージェンシー 箱根リゾート&スパ」、東京「CHARITY MARKET for Children 2018」、札幌「May MARCHE」などで販売されて、その収益の一部が東日本大震災の被災地やあしなが育英会に寄付されています。
また、コルミッコは誰でも編むことが出来、編むことで手仕事の楽しみや誰かのために作る喜びを味わうことが出来ます。
コルミッコ チャリティープロジェクト
私も編んでみたいと思って編み始めたは良いけど、何十年ぶりの編み物ですっかり頭は錆び付いているし、ネットを探したけれど編み方も見つけられませんでした。たまに開かれるニットカフェのようなものがあるらしいのですが、新潟で開催されたニットカフェに参加した友人の投稿を見て始めたんですから、時すでに遅し。
Twitterでそんなことを呟いたら、編みぐるみも作る友人が「教えましょうか?」と助け舟を出してくれて、1回五百円という破格な値段(友人はプロの編みぐるみ作家さん)で教えてもらうことになりました。
それで、昨日がその2回目。1回目は全然編めなくて、何度も何度も解かれてダメ出しされてしまいました。初めて知る友人の作家としての厳しい顔に、何度辞めようかと思ったことか!でも、1回目が終わった後、本を読んだり練習したりして今回の2回目に臨み、何とか少しは編み進めるようになりました(もー、涙ちょちょぎれるほど嬉しい!)
そして、一人で練習しながら編んでいて思ったのは、編み物って楽しい♪って事でした。なんと言っても編んでる最中は無心になれる!そして、間違ってもまた解いてやり直せる!これがなんとも言えず快感に変わっていきました。特に私が良いなぁって思ったのは、何度でもやり直せること。若い頃って、時間もたくさんあるから何度でもやり直せるじゃないですか?でも、人生も半ばを過ぎるとやり直せることが少なくなったり、怖くなったりでそのまま進んでしまうことが多くなります。でも、編み物の間違ったら何度でもやり直せば良いんだっていう感覚は、人生においても希望を与えてくれる気がしたんです。
人生という時間には限りがあって決して永遠ではないけれど、でも、いつからでもやり直せるんだよってことを編み物は教えてくれたような気がします。そして、編み物は何処ででも出来る(笑)車の中でもカフェでも、電車の移動中でも。こんな無心になれる時間を与えてくれたことにとても感謝しています。